はじめに
「基本情報技術者を取りたいけれど、平日は仕事で勉強する時間が取れない」
そんな悩みを持つ社会人の方は少なくありません。
ですが、実は限られた時間でも「やり方さえ間違えなければ」独学で十分に合格可能です。
私自身も、本業をこなしながら、通勤時間や休日の工夫で独学合格を果たしました。
この記事では、社会人でもムリなく合格を目指せる勉強法をステップごとに解説していきます。
社会人が直面する3つの壁
基本情報技術者の独学において、社会人が特に苦しむのは以下の3点です:
- 勉強時間の確保が難しい
- 疲労で集中力が続かない
- 何から手を付ければいいか分からない
これらの壁に対し、「教材を絞る」「勉強時間を可視化する」などの工夫で対応することが合格への近道です。
独学で合格するための勉強ステップ(時間がない人向け)
ステップ①:出題範囲と形式を把握する
基本情報技術者は以下の2部構成です。
- 午前試験(選択式):計算・用語・基本知識が中心
- 午後試験(科目B):読解と論理的思考、実践力が求められる
まずは**「何が問われるのか」=試験の全体像**を知ることが、効率的な学習の第一歩です。
ステップ②:午前対策はスキマ時間で暗記重視
午前問題は、過去問や暗記アプリ、単語帳で対応可能です。
社会人におすすめなのは、通勤中・昼休み・待ち時間の活用。
✅ 効果的なツール例:
- 過去問道場(無料Webサービス)
- 暗記用単語帳アプリ
- 参考書の巻末索引を使ったチェック学習
暗記すべきポイントに的を絞って、“ながら時間”で積み上げるのがコツです。
ステップ③:午後対策は週末に集中演習
午後問題は長文読解や設問分析が中心なので、まとまった時間が必要です。
社会人には、週末や早朝を活用したブロック学習が有効です。
ポイント:
- 過去問3〜5年分を分野別に繰り返す
- 「設問文→本文」の順で読む訓練をする
- 時間を計りながら演習する(1問15〜20分)
最初は難しく感じても、“型”に慣れると一気に解けるようになります。
ステップ④:参考書は1〜2冊に絞る
社会人は教材を選びすぎると逆に非効率です。
「使い込む」ことを前提に、厳選した本を繰り返すのが合格への王道です。
📘 おすすめ書籍:
- 『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』
- 『パーフェクトラーニング 過去問題集 午後編』
それぞれ午前・午後に特化していて、独学でも理解しやすい構成です。
ステップ⑤:勉強時間を記録&習慣化する
継続の最大の敵は「やったつもりで終わること」。
そこで、毎日の勉強を“見える化”して習慣化するのがおすすめです。
📝 活用したツール:
- Studyplus:勉強時間と科目を記録(無料)
- Googleスプレッドシート:チェックシート作成
- ToDoリストアプリで復習項目の管理
モチベーションの維持と可視化は、社会人独学者にとって大きな味方です。
私が実践した時間確保&継続の工夫
- 通勤中は英単語・論証・IT用語の暗記に集中
- 毎日の勉強時間をStudyplusで記録&グラフ化してやる気アップ
- 午後問題はスプレッドシートで空欄補充(ソラで言えるかチェック)
結果的に、継続が“歯磨きレベル”にまで習慣化され、スムーズに合格できました。
まとめ
社会人でも、正しい戦略を取れば基本情報技術者は独学で合格可能です。
- スキマ時間は午前対策、まとまった時間は午後対策
- 教材は厳選して「反復」重視
- 記録と仕組みで習慣化すれば、勉強は続けられる
時間がないなら、「時間の使い方」を最初に設計することが、何よりの合格戦略です。