はじめに
社会人になってから資格勉強を始めると、まず最初に直面するのが「時間が足りない」という壁です。
フルタイムで働きながら、場合によっては副業も抱えながら、まとまった勉強時間を確保するのは簡単ではありません。
しかし、実際に難関試験を突破した立場から言えることは、
資格試験は「スキマ時間の積み重ね」で十分に戦えるということです。
今回は、社会人でも合格を狙えるスキマ時間勉強法について、私自身の経験も交えながら紹介していきます。
社会人が資格勉強に苦労する理由
なぜ、社会人の資格勉強は難しいのでしょうか。
- まとまった勉強時間が取りにくい
- 仕事後は体力・集中力が落ちてしまう
- 仕事・副業・家庭のバランスを取る中で、優先順位がブレやすい
これらを乗り越えるためには、まとまった時間にこだわらず、スキマ時間を最大限に活用する発想が必要です。
スキマ時間の具体的な活用法
通勤時間:暗記に集中
電車やバスでの移動中は、暗記作業に最適な時間です。
大学受験時代には英単語帳や無機化学の暗記、司法試験受験期には論証パターンの暗記に充てていました。
昼休み:過去問を1問だけ解く
昼休みに「1問だけ」と決めて問題を解くことで、学習リズムを保てます。
完璧を目指さず、アウトプットを積み重ねる意識が重要です。
家事中・移動中:音声学習を活用
洗い物や片付け、移動時間には音声教材やポッドキャストを流しておき、耳から知識を入れるのも有効です。
風呂・寝る前:10分だけ復習
寝る前に「今日覚えたこと」を10分だけ復習することで、記憶の定着率がアップします。
週末:まとまった時間を演習に充てる
週末はなるべくまとまった時間を確保し、インプットではなくアウトプット(問題演習や記述練習)に集中します。
スキマ時間勉強を成功させる3つのコツ
1. 目標設定は「小さく細かく」
例えば、「通勤時間に単語帳10個だけ暗記する」など、達成可能な小目標を設定します。
これが、毎日の継続を支えるモチベーションになります。
2. 進捗を「見える化」する
私はStudyplus(スタディプラス)というアプリを使って、毎日の勉強時間を記録していました。
自分の努力が数字で見えると、達成感が得られ、継続しやすくなります。
3. 反復重視の暗記法を徹底する
暗記が必要な部分は、ひたすらシートで隠してソラで言えるようになるまで反復。
このシンプルな方法を地道に続けることが、合格への最短ルートです。
実際にやっていたスキマ時間活用例
- 通学・通勤中に単語帳を開き、わからない箇所を集中して潰す
- 昼休みはスマホではなく問題集を開く
- Studyplusで毎日の学習記録をつける
- 家事中や移動中は、ポッドキャストで知識補強
このように、どんなに忙しい日でも「学習ゼロの日」を作らない意識で、着実に合格に近づけました。
まとめ
資格勉強は、「1日〇時間」というまとまった時間だけが勝負ではありません。
スキマ時間を制する者が、試験を制するのです。
たとえ1回の勉強が数分であっても、毎日積み重ねれば大きな力になります。
まずは今日、1分でもいいので「勉強する習慣」を作ることから始めてみてください!